京都を愛する旅行ライターが教える「絶対に外さない人気の京都観光20のスポット」 (16/21ページ)
漆塗りに金箔を貼った三層殿閣の金閣は、唯一、北山殿の面影を残す建造物です。金閣の特徴は、各層に別々の建築様式を用いていること。1層は寝殿造、第2層は武家造、第3層は当時、中国から渡ってきたばかりの禅宗仏殿造です。
それまでの伝統的公家文化と、新興勢力である武家文化、日明貿易で大陸からもたらされた新しい禅宗の文化の集合体なのです。ちなみに、「銀閣寺」は時代が下がり、8代将軍足利義政によって建てられましたが、この頃には公家文化と武家文化の融合から新しく生まれ"わび・さび"や"幽玄"を特徴とする「東山文化」が興隆し、対照的に簡素で気品のある銀閣寺が建てられたのです。
金閣寺は、昭和25年、学僧・林承賢による放火で炎上焼失。このショッキングな事件は、三島由紀夫の「金閣寺」や水上勉の「金閣炎上」など、文芸作品の題材ともなりました。1955年(昭和30)には復元され、現在のような北山を借景に、鐘湖池に映る美しい姿を取り戻しました。
境内では、池泉回遊式・舟遊式庭園、萩の違い棚と南天の床柱で有名な茶室「夕佳亭」も見ることができます。
■住所
京都市北区金閣寺町1
■交通
市バス「金閣寺道」下車、すぐ
http://www.shokoku-ji.jp/k_about.html
●桜、紅葉の名所としても知られる「清水寺」の境内には、恋に効くパワースポットの神社も

「清水寺」へは、たくさんのおみやげ屋が軒を連ねる参道・清水坂を上って訪れます。「清水の舞台」といわれるように、市内を一望できる標高242mの音羽山中腹に建つこの寺は、京都を訪れる人は必ず一度は来る日本を代表する世界遺産です。