京都を愛する旅行ライターが教える「絶対に外さない人気の京都観光20のスポット」 (15/21ページ)
創建当時の堂塔伽藍は応仁の乱(1467-77年)で焼失してしまいましたが、寛永年間(1624-44年)に御所の建て替えに伴って、紫宸殿(現在の金堂・国宝)、清涼殿(現在の御影堂・重文)、が移築されました。
金堂はまさに御所の趣きで、襖絵も華やかなものです。9万平方mもの広大な境内には、二王門(重要文化財)や五重塔(重要文化財)、池泉式庭園などが点在。霊宝館には、阿弥陀三尊像(国宝)、孔雀明王像(国宝)、三十帖冊子(国宝)など、貴重な文化財を保存。
「古都京都の文化財」として世界文化遺産にも登録されています。
また、仁和寺といえば、「御室桜」が有名です。ここの桜はちょっと変わっていて、花弁が大ぶりで色も濃く、高さが2~3mしかありません。人の背丈より低く咲くので、独特なお花見を楽しむことができるのです。約500本の桜のほとんどが"有明"という品種で遅咲きのため、京都の桜シーズンは、例年、仁和寺で最後を飾ります。
■住所
京都市右京区御室大内33
■交通
京福電車「御室仁和寺駅」下車、徒歩約3分
●公家から武士へ、権力の移行は文化も変えた。「金閣寺」が象徴する北山文化を見る

「金閣寺」といえば、足利幕府の3代将軍・義光によって建てられた、「北山文化」の象徴として日本史の教科書にも登場する世界遺産です。正式には、同じく義光によって創建された禅宗寺院、臨済宗「相国寺」の塔頭寺院の一つで、「鹿苑寺」といいます。
舎利殿である「金閣」があまりに有名なため、金閣寺の名で呼ばれるようになりました。
鎌倉時代、この地には公卿の別荘があったのですが、応永4年(1397年)、義満が譲り受け、御所に匹敵するほどの規模の山荘「北山殿」を造ったのが始まりです。義満の死去に伴い、山荘は寺となりました。