激しいケンカはもしやDV!? 専門家に聞く、ケンカとDVモラハラの線引きとは (1/10ページ)
最近、よく耳にすることが多い“DV(ドメスティックバイオレンス)”“モラハラ(モラルハラスメント)”。犬も食わない痴話ゲンカならまだしも、エスカレートしてきて「これってケンカなの? 」と疑問をいだくような激しいケンカは、DVやモラハラの可能性があります。実際にアンケートに寄せられたカップルの激しいケンカエピソードを事例に、心理カウンセラーの小高千枝先生に、DVやモラハラとただのケンカの違い、被害を受けている場合の対処法などを伺っていきます。
<お話を伺ったのは>
小高千枝先生
大手派遣会社にてコーディネイター兼キャリアカウンセラーとして従事後、女性用のカウンセリングルームを南青山に開業。2010年には男性、女性ともにカウンセリングを受けることができるメンタルケアサロン「Pureral」を広尾に開業。心理カウンセラー、メンタルトレーナーとしてうつ、DV、モラハラ、男女問題などの個人カウンセリングのほか、セミナー講師やメディア活動などを通し、日本に根付いていないカウンセリング文化、メンタルケアのあり方を伝える。
■DVやモラハラの定義って?彼氏がいたことのある女性189名にアンケートをとったところ、ケンカの際に怒鳴られたことのある人が12.2%、暴力を振るわれたことがある人が2.6%という結果でした。
――DVやモラハラの定義とは、どのようなものでしょうか? 小高先生:DVには殴る、蹴るなどの身体的暴力や人格を否定する精神的暴力、家族や友人と連絡を取らせない社会的暴力、仕事をさせない、生活費を渡さないなどの経済的暴力、セックスの強要などの性的暴力などがあります。怒鳴る=DVではないのですが、基本、怒鳴る+暴力がセットになることが多いです。モラハラは、DVの中の精神的暴力のことを指します。身体的暴力はともなわず、言葉や態度で攻撃してきます。“痛い”という感覚がない分、心にすり込まれていってしまうのが、モラハラの怖いところです。