もう二日酔いなんてしない!医師が教える悪酔いしないお酒の呑み方 (4/10ページ)
二日酔いで起こる危険な症状

人体にとって有害なアセトアルデヒドが一定量ずつでしか無害な物質に作り替えられないため、その影響が二日酔いとして以下の症状を呈します。
・頭痛
・嘔気や嘔吐
・頻脈
・皮膚の発赤
・下痢
・胃痛
・震え
・冷や汗
・血圧低下等
中でも危険な症状としては主に次のものが挙げられます。
遷延性意識障害
大量飲酒の結果、血液中のアセトアルデヒド濃度が致死量近くになると、意識障害を生じ最終的に死にいたる場合も有り得ます。
飲酒後、ある程度の時間が経過しているにも関わず昏睡状態が続く場合は心肺停止、死亡リスクがあると言えます。
吐血
飲酒後の激しい嘔吐の繰り返しの結果、下部食道部分に裂傷が生じ、出血を起こすのがマロリーワイス症候群です。大量吐血した場合はショック状態となり得るので危険です。
震え・冷や汗
空腹の状態で大量飲酒した場合は、一過性に血糖値が危険なレベルにまで下がり低血糖発作状態になる場合があり、意識障害を伴うこともあり危険です。
また、アセトアルデヒドの血管拡張作用により血圧が低下し脳虚血状態が発生し、このような症状を経て意識障害にいたることもあります。
嘔吐後の呼吸困難
飲酒に基づく嘔吐により胃の中の未消化の食べ物が吐出される際、偶然にそれを誤嚥し窒息しかかってしまうものです。
喘息発作
アセトアルデヒドには血管拡張作用があり、それを担っているのはヒスタミンです。そのヒスタミンは分泌されると気道や気管支が収縮し狭くなることで、喘息発作とそれによる呼吸困難を引き起こす場合があります。
なお、ヒスタミンは喘息発作以外に蕁麻疹や花粉症の際の鼻水などの症状も引き起こします。