祝・創立110周年!多くの人に愛されたダイハツの珠玉の名車たち! (3/9ページ)

イキなクルマで

名称にフェローと付いてはいるものの、フェローシリーズとはかけ離れたビーチバギーのような外観が大きな特徴。エンジンは信頼性の高いフェロー譲りのシングルキャブユニットを搭載し、軽量ボディと相まって高い走破性を確保していました。

■現在も続く一大ブランド、ミラ

数々の派生車種を生み出し、軽自動車界をリードし続けるダイハツの看板車種がミラです。スズキ・アルトをライバルに据え、初代が登場したのは1980年(昭和55年)のこと。それ以降も、アルトとは販売で熾烈な争いを繰り広げていくことになります。ターボや4WDといった先進技術にも積極的に取り組み、一時代を築き上げました。法人ユーザーなどからもその扱いやすさから圧倒的な支持を得ており、ダイハツにとって不可欠な存在です。

■打倒セルボに燃えたスペシャリティ、リーザphoto by ダイハツ工業株式会社

軽スペシャリティの先駆けであったスズキ・セルボの対抗策として登場したのが、リーザです。若い女性をターゲットにしたそのスタイリングは、まるで2シーターのような高いパーソナル感で話題となりました。軽自動車としては初となるフルトリム張りのインテリアが採用されるなど、軽自動車にありがちな実用車感を徹底的に排除。モデル末期には「スパイダー」と呼ばれるオープンモデルも設定され、存在感を声高にアピールしました。

■高級感にあふれたパーソナル軽、オプティphoto by Tennen-Gas(CC 表示-継承 3.0)

リーザで構築した軽スペシャリティの世界観をさらに具現化したモデルが、オプティです。リーザ同様ミラの上級車種という位置づけで、1992年(平成4年)にデビューしました。「超・ラブリー」をコンセプトにしたその愛くるしい外観は、前年の東京モーターショーでお披露目された「X-409」ほぼそのもの。高い静粛性と質感を誇り、軽の枠を超えたとも評価されます。この流れは2代目でも継承され、軽スペシャリティの定番車種となりました。

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