祝・創立110周年!多くの人に愛されたダイハツの珠玉の名車たち! (8/9ページ)

イキなクルマで

■ ロングセラーの後継を担ったラガーphoto by CEFICEFI(CC 表示-継承 4.0)

10年にわたって生産されたタフトの後継車として1984年(昭和59年)に誕生したのが、ラガーです。まずは商用モデルであるバンから販売され、その後乗用モデルのワゴンがデビューしました。ラガーもタフト同様ロングセラーモデルとなり、イタリアのベルトーネとライセンス契約を結び「フリークライマー」という名で販売。BMW製のエンジンが搭載されたターボディーゼルモデルは日本にもごく少数ながら輸入販売されていた実績があります。

■ライトクロカンの先駆者ロッキーphoto by Tennen-Gas(CC 表示-継承 3.0)

スズキ・エスクードが構築したライトクロカンというジャンルに参入すべく企画されたクルマが、ロッキーです。本格的なラダーフレームを採用し、兄貴分のラガーにも負けない走行性能を確保したのが特徴でした。さまざまなフォロワーが現れましたが、特にトヨタ・RAV4は強力なライバルとなりました。そのトヨタとは提携関係にあったため、市場での台数調整を余儀なくされてしまいます。時代に翻弄されたクルマといってもいいでしょう。

■ 見かけによらず本格派のテリオスphoto by Tennen-Gas(CC 表示-継承 3.0)

ラガー、ロッキーの実質的な後継車となったコンパクトRVが、テリオスです。オフロードや雪路での走破性を高める(容量の大きいトランスミッションやトランスファーを効率よくレイアウトする)ためにエンジンが横置きとなっているのがポイントとなっています。このことから信頼性が高く、官用車としても多く用いられていました。軽自動車版の「テリオスキッド」やトヨタへのOEM車「キャミ」など、派生車種が多いのも特徴です。

■ コンパクト4駆を守り抜いたビーゴphoto by ダイハツ工業株式会社

ライバルたちが大型化していく中、唯一コンパクトを守り抜いた稀有な存在がビーゴです。

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