祝・創立110周年!多くの人に愛されたダイハツの珠玉の名車たち! (5/9ページ)

イキなクルマで

従来のハイトワゴンとは違い、さらに全高を稼ぎ出し「スーパーハイトワゴン」という新しいジャンルを構築しました。2代目からは助手席側に軽自動車初となる、ピラーレスとスライドドアを組み合わせた「ミラクルオープンドア」を採用。技術的なアイコンとして、現行型でも継承されています。

■軽オープンモータリングを復活させたコペンphoto by ダイハツ工業株式会社

1991年(平成3年)に登場したホンダ・ビートによって花開いた、軽オープンカーの歴史。当時ダイハツはリーザスパイダーで対抗しましたが、商業的には成功しませんでした。この反省を踏まえ、本格的なオープンカーとして生まれたのがコペンです。クーペの快適性とオープンカーの爽快感を両立したリトラクタブルハードトップは、軽自動車とは思えないクオリティを手にすることに成功しました。ダイハツのイメージリーダー的存在です。

■初のオリジナル乗用車Beephoto by T.OKazawa(CC 表示-継承 3.0)

オート3輪で確固たる地位を築いたダイハツが、次に狙ったのは本格的な乗用車の生産と販売でした。そんな中企画されたクルマが、Bee(ビー)と呼ばれる3輪2ドアのセダンです。独立した低床シャシーに木骨ボディを架装しており、強制空冷OHV・4サイクル水平対向2気筒540ccエンジン(804ccエンジンもあり)が搭載されていました。ただ駆動系に致命的な脆弱性を抱えており、一般消費者にほとんど流通することはなく1年ほどで姿を消します。

■待望の4輪小型車となったコンパーノphoto by ダイハツ工業株式会社

軽商用車で一定の成功を収めたダイハツが、1963年(昭和38年)に市場に送り出したのがコンパーノです。アルフレード・ヴィニャーレがデザインを手掛け、バランスの取れたスタイリングが特徴となりました。ラインナップも充実しており、バン、ワゴン、セダン、コンバーチブルなどが発売されています。これを可能にしたのが、あえて採用したラダーフレーム構造。モノコックでは難しい、派生車種への展開のしやすさをダイハツは取ったのです。

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