ゲームが好きで給与は穀物、障碍者に寛容だがダークな一面も。古代エジプトの市民たちに関する興味深い事実10 (3/10ページ)
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・8. 絵師や彫刻家たちは異様なほど関節炎もちだった

およそ3500年前のディール・エル=メディナの村は、王家の墓地で働く彫刻師や絵師など職人たちの住まいだったが、その墓から出てきた遺体が少々妙だった。
長年、芸術の創作にたずさわっているとたいてい、上半身に問題が出てくることが多いが、ここの遺体のくるぶしや膝には骨関節炎がよく見られた。村の古い記録を調べてみると、その原因がわかった。
共同墓地で絵を描く仕事は重労働だったが、これが彼らの骨の異常を引き起こしたのではなく、日々仕事場に向かう"通勤"のせいだったのだ。
墓に絵を刻む作業をしている間は、彼らは王家の墓の近くの小屋に住み、短い距離だが険しい丘を登って仕事に向かい、仕事が終わると同じ道のりを歩いて帰ってきた。週末には、ディール・エル・=メディナまでおよそ2キロの道のりを丘を越えて歩き、週明けには再び現場に戻るという生活だった。
こんな生活が数年続き、人によっては何十年も続いた。このハイキングが、この職業にはあまり見られない、職人たちの足の関節炎を悪化させたと考えらえる。