ゲームが好きで給与は穀物、障碍者に寛容だがダークな一面も。古代エジプトの市民たちに関する興味深い事実10 (9/10ページ)

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References:ancient


・2. 心身の不自由な人に寛容な社会

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 古代の世界では、体が不自由な人たちは女性よりも粗末な扱いを受けていた。ギリシャでも、家族から捨てられて路頭に迷うのが常だった。

 古代エジプトも例外ではなかったはずだが、一般庶民や医師はこうした人たちに対して、概して寛容だったようだ。彼らの道徳書は、身体の不自由という試練をもつ人たちを敬うよう教えている。

 小人症の人は障害者とはみなされなかった。彼らは仕事に就けない不自由さを怖れることなく、侍者、監督者、管理人、芸術家、エンターテイナーとして自由に働いていた。

ディール・エル=メディナの村から発掘された遺骨の中に、若い男性がいた。彼は生まれつき足が効かず、みんなと一緒に遠距離を歩くことはできなかった。そんな彼が社会から締め出されることなく、足が効かなくても十分に暮らしていかれることを自ら示してみせ、彼の不自由な状況にうまくマッチした条件で雇用されたのだ。

 精神障害に関しても、古代エジプト人は現代の治療法にもっとも近かったと言えるかもしれない。患者を非難し、辱しめるのではなく、創造的な仕事に従事するよう勇気づけられていた。
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