ゲームが好きで給与は穀物、障碍者に寛容だがダークな一面も。古代エジプトの市民たちに関する興味深い事実10 (10/10ページ)
References:stanford
・1. 女性や子どもへの暴力もあった

描かれている多くの絵や彫刻は、パートナーや子どもとの幸せな家庭のシーンを表わしていて、理想的な家族の概念や法的平等は、古代エジプトのひとつの特徴になっている。だが、女性や子どもへの暴力も現実にはあった。
恐ろしいケースが記録に残っている。ダクラ・オアシスで、背中、骨盤、肋骨、腕を砕かれた2000年前の幼児の遺骨が見つかった。古い傷跡が残る骨もあり、この幼児が長期的に肉体的な虐待を受けていたことがわかる。両腕は、おとなに激しく揺さぶられたかのように折れていて、折れた首の骨には、治癒した跡はなく、最終的に殺されてしまった悲惨なケースだった可能性がある。
古代アビドスの町では、4000年前の犠牲者の遺体が発見されている。35歳くらいの女性で、後ろから刺されて絶命したようだ。骨を調べると、生前から肉体的に暴力を加えられていたことがわかった。
骨の損傷跡は古いものも新しいものもあって、肋骨を繰り返し蹴られたり、殴られたりした痕跡と一致する。手にも傷があり、攻撃から身を守ろうとした防御創だろう。襲撃者は長いこと彼女の身近にいた人間で、男の家族、もしくは夫だと思われる。
References:discovermagazine All/ translated by konohazuku / edited by parumo