マルチタスク、薄暗い照明、長い運転時間など。科学的に裏付けられた人間の知性を損なう10の事 (6/9ページ)
・4. 時差ボケ

References:berkeley
時差ボケになると数日はぼうっとしてしまうが、これが思った以上に長く記憶力と学習能力に影響する。
カリフォルニア大学バークレー校では、ハムスター(ほぼ完璧な概日リズムを持つ)を慢性的な時差ボケ状態にした。実験では国際線による時差ボケを再現するために、1ヶ月間、1週間に2回の頻度でハムスターの睡眠時間を6時間ずつずらした。
この実験の最中と、実験が終了して邪魔されることなく睡眠できるようになってから1ヶ月後に、記憶力と学習能力を試す課題をハムスターに行わせてみると、実験期間中はもちろんのこと、実験終了後1ヶ月が経過していても成績に低下が見られた。
さらに調査を進めると、時差ボケを味わわされたハムスターは、対照群と比べて、海馬の神経細胞が半分しかないことも判明した。この海馬の劣化は、通常の睡眠パターンに戻ってからも数週間ははっきり確認できた。
飛行機による時差ボケはもちろん、普段から睡眠時間が不規則だったりしても海馬にダメージが現れる恐れがある。