【革命】女神転生スタッフが新たな伝説ゲーム「十三月のふたり姫」を開発 / 開発者インタビュー・メガテン開発秘話 (20/32ページ)
ああいった感じで、たとえば眠り姫が眠っている間の歴史ってまあ、原作では百年なんですけど、これをですね。千年にしようと。最初に百年後に現れる王子が眠り姫を起こせなかったら、というはじまり。
記者: もしもの話! それ、興味深いですね。
鈴木: その後の千年は、色んなものがやってくるわけですよ。そこにやっぱり歴史的に、ヨーロッパで活躍した人たちが、出てくるんですね。リアルだけではなくて、幻想の世界に入っていく話。そういうのだとこう、メガテンの世界にも近いものが出てくるんじゃないかなと。
そのなかで追及してくのは、真実の愛とは何なのか。というところなんですよ。というのも、最初の王子は、あの、たとえばキスして目覚めさせますけども、これは実は、彼女の美貌を受けて、感銘を受けただけだと。真実の愛ではない。という。感じだったんですよ。昔だったらそれでOKだったんですけども、現代でそれが真実の愛なのかといえば、まあ全然違いますよね。
記者: 見た目が可愛かったからとか?
鈴木: そうそうそう。真実の愛によってしか目覚めない。というところは、もうひとつとしてあります。じゃあ眠り姫が真実の愛に目覚めるのはいつか。という話と、眠り姫を眠らした悪い仙女、と言われてるものがありますよね? それはお誕生日パーティーに招待されなかったからひがんで姫に呪いをかけた。ってことになってるんですけども、そうではなくて別の動機から。その彼女っていうのは、うるう月と呼ばれる女の子なんですね。すごく、見た目は幼い感じなんです。
うるう月って何かというと、昔は、太陽暦と太陰暦っていうのがありまして、太陰暦を続けてると、だんだん太陽暦が本当の暦とずれてくる。ある時に太陰暦に太陽暦を合わせるためにうるう月っていうのをまとめて、だいたい五日間ぐらいまとめ、それを閏月としました。ヨーロッパではね。日本ではもっと長い期間。二週間ぐらいとるのかな? 日本の歴史の文章を読んでると、うるう三月とかうるう6月とかうるう7月とか、結構頻繁に出てくるんですよ。
そういう閏月ってのがあるんですよ。