【召喚連載】メガテン大司教・鈴木一也の邪教の館 / 第5回「大日本帝国の終焉」について悪魔と語る (7/10ページ)

バズプラス

それに戦後その残虐行為をすべて日本軍が行ったと主張していたのだな」
アンドラス「残念だったナァ! 戦争に負けた日本は何も言えなくなるわけダァ!!」
大司教「しかし、日本の進撃が早すぎて、助かった村が多くあったはずだ。日本軍は金を払って、といっても軍票だが、村々から食料を徴発している」
アンドラス「そして首都南京まで日本軍に迫られた中華民国国民党軍は、もうまるで統制が取れなくなった! なにせ司令部はとっとと重慶にまで逃げてしまったガ~ラナァ~~カハハハハハ!!」
大司教「南京背後の長江を渡るのに、相当混乱したそうだな」
アンドラス「民間人が船で逃げようとしたら、虐殺して軍人が乗り込む。その軍人も皆が乗れないから、残された奴は腹いせに、出港した船に機銃掃射して逃げた奴を撃ち殺す! 人の命をなんとも思ってないガァ!」
大司教「しかし日本軍が南京に入城したら、混乱は収まった。民間人は保護区に隔離され、憲兵隊が見張りに付いた。おかげで郊外に逃げていた者たちも安心して戻り、正月の祭りが賑やかに行われたのだ」

アンドラス「城壁の外壁で、毎日のように民間人が銃殺されたと聞くガァ?」
大司教「あれは、便衣兵といって、制服を脱ぎ民間人の服を着た兵士だ。戦争を逃れるためにやった者もいるが、破壊工作に従事する者もいるから、処刑されるのは仕方ない。スパイとみなされるのだ」
アンドラス「捕虜も大勢殺されたダロウガァ! 参謀本部からは捕虜殺害司令が出ていたぞ!」
大司教「まず捕虜が多すぎた。そのため食料も不足する上に、日本軍兵士より多いものだから、管理しきれなかったのだ」
アンドラス「だから殺したのガァ?」
大司教「ほとんどの指揮官が参謀本部の命令を無視した。

「【召喚連載】メガテン大司教・鈴木一也の邪教の館 / 第5回「大日本帝国の終焉」について悪魔と語る」のページです。デイリーニュースオンラインは、鈴木一也召喚メガテンカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る