発生50年「三億円事件」現場のいま あの日この場所で、犯人は何を考えたか (2/9ページ)

強奪現場付近の位置関係(以下、地図はすべてGooglemapより編集部にて加工)

線路の向こうに東芝府中が、右手遠方に府中刑務所が広がる
現在はJR武蔵野線になっている北府中駅だが、1968年当時武蔵野線は未開業。下河原支線という中央線の支線の駅だった。現場となった府中刑務所北の道路、通称学園通りは同じ場所に存在し、人や車が行きかう様子は普通の街と変わらない。

犯人はこの路上で現金輸送車を強奪した

府中刑務所の塀が無機質に長く続いている
刑務所の北ということで大胆不敵な犯行の印象を受けるが、それまで現金輸送車が走っていた国分寺街道は通りも広く、道路の東西に住宅や学校が広がる。
そこから学園通りを走るとすぐに東芝府中の構内に入ってしまうため、目撃される心配や交通量が少なく、現金輸送車を停めやすい場所として計算の上でこの場所を選んだのではと思わせられる。