発生50年「三億円事件」現場のいま あの日この場所で、犯人は何を考えたか (7/9ページ)

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強奪現場と、多摩五郎が発見された第4現場の位置関係。一帯は大学が多いため、過激派摘発を狙った警察の自作自演説すら噂された
強奪現場と、多摩五郎が発見された第4現場の位置関係。一帯は大学が多いため、過激派摘発を狙った警察の自作自演説すら噂された

後に航空写真や証言を検証したところ、車は事件翌日から翌年4月9日に中古車のセールスマンに通報されるまで、団地の住民にも警察官にも気付かれずに放置されていたと判明した。

現在ある団地の駐車場。4か月も車が放置されて誰も気づかないとは、現代ではちょっと考えにくいが......
現在ある団地の駐車場。4か月も車が放置されて誰も気づかないとは、現代ではちょっと考えにくいが......

当時は中流層の憧れだった団地だが、この件は団地族の交流の無さや無関心さの一例として報じられたこともあった。現代ならやはり防犯カメラなどで簡単に特定されてしまうだろうが、昭和という時代の大雑把さ、犯罪捜査の難しさを感じさせる話である。

閑静な昼下がりの団地
閑静な昼下がりの団地

武蔵小金井駅から北へ1キロほどの場所にあるこの団地、現在も典型的な昭和の団地をとどめるような風景の中に建っている。とはいえ当時の写真では未舗装だった道路は整然と舗装され、駐車場の配置も変わっているだろう。

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