被災実態から乖離した東電の賠償 / 実損8億円に対し、わずか1600万円の和解案 / 原発20km圏内『凍天®』製造販売元 もち処木乃幡の現状 (9/13ページ)

バリュープレス




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■株式会社木乃幡社長 木幡喜久雄の談話


室町時代から福島に伝えられている「凍もち」は、温暖化のために一般家庭では作ることが難しくなり、現在、この「凍もち」を作るメーカーは、木乃幡の他、ほとんどなくなってきました。

木乃幡の「凍もち」は、山瀬の風速を忠実に再現した工場で作ってきました。

私たちが凍もちを作り、それを『凍天®』にして売ることは、福島の伝統を守り、次の世代へ大切な食文化を継承することでもあると考えています。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM2MDgwOCMyMTcxMjUjNjA4MDhfRkxpd01iVWptWS5qcGc.jpg ]


震災直後は、以前から技術提携を行っていた株式会社もち吉様(福岡県)のご厚意により、材料費のみのご請求で、「凍もち」の製造工程を肩代わりしていただきました。それは、多大な労力とご負担をおかけしながらの、もち吉様の身を削ってのご支援でした。

そうしたご支援が無ければ、木乃幡はあの時点で会社再建を断念しておりました。

株式会社もち吉様には、この場をお借りし、折衷よりお礼申し上げます。


およそ2年にわたり、もち吉の皆様にそのような多大なご負担をおかけし、あまりにかたじけなく、その温情にいつまでも甘え続けることは、たとえ自社が被災企業の身であったとしても、日に日に申し訳なく、心苦しさが募っていきました。


そして、5年と言われた避難指示に、私たちは新たな地での自社工場建設を目指しました。


しかし、原発事故後、福島は「フクシマ」と呼ばれ、特に農水産物や食品への風評被害が大きな問題でした。
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