~トレンド総研 レポート~ 値上げの春…食料品だけでなく電気料金にも値上げの波! 燃料費下落の影で、上昇し続ける「再エネ賦課金」 (7/8ページ)

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12か月分に換算すると、単純計算で年間10,620円を負担することになります。実際にご自身が支払っている「再エネ賦課金」は、家庭に届く「電気ご使用量のお知らせ」(検針票)に記載されていますので、ぜひチェックしていただきたいです。


Q:「再エネ賦課金」の負担額は、今後も増え続けていくのでしょうか? 

「再エネ賦課金」の負担額は、再生可能エネルギーの急拡大に伴い増加しており、初年度(2012年度)は年間約700円台だったものが、今年度(2019年度)は約10,000円台にまで上昇しています。


さらに、国全体でみると今年度の「再エネ賦課金」の額は約2.4兆円という試算になり、国民負担は消費税1%分に相当します。現在、2019年10月の消費税率10%への引き上げにあたって、さまざまな議論がなされていますが、こと「再エネ賦課金」については多くの人が認識をしないまま、年々引き上げられているのが実態と言えるでしょう。


また、前述の「FIT制度」では、事業用太陽光発電(10kW以上)の場合、運転開始から20年間は、電力会社が高い単価(固定価格)で買い取ることになっています。「FIT制度」の制定が2012年であったことや、いまだ運転を開始していない事業者も4割前後いることをふまえると、「再エネ賦課金」は今後もしばらく増加し続け、さらに家計の負担につながっていくと想定されます。


Q:そもそも「再エネ賦課金」を国民が負担しているのはなぜでしょうか? 

再生可能エネルギーが普及すると、化石燃料への依存軽減につながります。これは、CO2の削減のためにも、エネルギー自給率向上のためにも重要な取り組みです。こうした背景から、再生可能エネルギーの普及は電気利用者すべてにかかわることとして、「再エネ賦課金」が導入されています。


ただし、再生可能エネルギーには、発電コストが高いという大きなデメリットがあります。例えば、100万kW規模の原子力発電所が1年間運転したときにつくられる電気の量を、再生可能エネルギーで生み出そうとすると、山手線の内側と同じくらいの広さの敷地(約58Km2)に太陽光パネルを敷き詰める必要があります。

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