現代なら炎上必至!日本各地のお国柄をまとめた「六十六州人国記」が毒舌すぎる【東北&関東甲信越編】 (3/11ページ)
また、律令制度では五畿七道(ごきしちどう)と言って、京都を中心とした五か国(五畿)と、そこから全国へ散らばるように七道(東海道、東山道、北陸道、山陰道、山陽道、南海道、西海道)がのびていましたが、現代人になじみやすい地方(関東地方、九州地方など)に再区分しました。
それでは紹介していきましょう。皆さんの地元やゆかりの深い都道府県は、いったいどんな書かれ方をしているのでしょうか……?
※以降、長くなるため原文は割愛し(読み比べたい方は参考文献を参照)、ざっくりとした意訳と、それに対するコメントを紹介していきます。
※また、旧国境と現代の都府県境が必ずしも一致しない事があるため、都府県と旧国名の対応は概略で紹介しています。
青森県&岩手県&宮城県&福島県(陸奥国)陸奥は日本のドン詰まりだから、人々も気詰まりで重苦しいと言うか、まるで岩の絶壁と話しているような気分になる。
話をしていても理解力が乏しいのか頑固なのか、喩えるならゴミが溜まった小川のようにもどかしい。
五十四郡あって文化や習慣も大きく2~3系統に分けられるけど、だいたい同じだから気にしなくていい。
人々の振る舞いや言葉遣いは野卑だが、勇敢さにかけては日本中のどこにも劣らないだろう。
女性は色白で髪も長く、美しいが、その仕草や言葉遣いは取り立てて褒めるほどでもなく、むしろ下品である。
この国における上臈(じょうろう。身分の高い女性)と言っても、上方の下臈(げろう。逆)に及ばないが、心根は優しく気立てもよいので、上方の男よりははるかにマシだ。
総じて思慮分別に欠ける粗忽者が多く、千人に九百人くらいと言ったところ。