平安京は犯罪都市だった?平安時代の強盗たちの犯行記録から見えてくる人々の姿 (2/8ページ)
大春日兼平(おおかすがの かねひら)
生年:天暦元年(947年。50歳)
出身地:山城国(現:京都府東部)
罪状:強盗
盗品:7種類
被害金額:銭730文(※)相当
量刑:布6反4丈を盗んだ罪に換算
判決:流刑
盗品内訳:
一、弓×1張(銭30文)
一、胡籙(やなぐい。矢入れ)×1腰(銭50文)
一、抜手綿(ぬきでわた。上着や布団から抜いた綿)×1領(かたまり。銭30文)
一、麦×5斗(=500合。銭250文)
一、麻布×2反(銭150文)
一、手作布(自家製の布)×3丈5尺(銭250文)
一、用紙×50帖(半紙にして1,000枚。銭50文)
(※)内訳と合計が合わない。誤記か?
岩松(いわまつ)
生年:天徳3年(959年。38歳)
出身地:讃岐国(現:香川県)
罪状:強盗
盗品:4種類
被害金額:銭4貫200文相当
量刑:布2反2丈を盗んだ罪に換算
判決:流刑
盗品内訳:
一、絹×2疋(疋≒2反。銭4貫)
一、菊色単衣(きくいろのひとえ)×1領(1着。銭50文)
一、白単衣(しろのひとえ)×1領(銭50文)
一、麦×2斗(200合。銭100文)
清原延平(きよはらの のぶひら)
生年:天禄3年(972年。25歳)
出身地:山城国
罪状:強盗
盗品:2種類
被害金額:銭5貫200文(※)相当
量刑:布31反3丈6尺4寸(細かっ!)を盗んだ罪に換算
判決:流刑
盗品の内訳:
一、白布帯×1腰(本。銭50文)
一、銀銚子(しろがねのちょうし。酒器)×1口(銭5貫200文)
(※)これも合計が内訳と違うが、白布帯は(銀銚子に比べ)安すぎてカウントから抜け落ちた?
藤井国成(ふじいの くになり)
生年:天徳4年(960年。