大河ドラマ「青天を衝け」にも登場する大司法家! 近代司法の確立に尽力した初代大審院長・玉乃世履の生涯 (9/12ページ)
大審院から元老院へ
明治12(1879)年、世履は司法省の次官である司法大輔を拝命。このときだけ大審院を離れています。
さらに世履は元老院議官も兼任していました。
元老院は当時の日本の立法機関です。
議官は同機関の議員として、華族や官吏などから勅命で任命されていました。任官経験者には、土佐出身の後藤象二郎や長州出身の井上馨もいます。
いわば世履は、法律を作成する立場に転じたことになります。
しかし司法の場は、世履の能力を必要としていました。
明治14(1881)年には、世履は第三代の大審院長を拝命。再び裁判所の頂点に立つこととなりました。
福島事件での判決
明治15(1882)年、福島事件が勃発。