「鎌倉殿の13人」一度戦となれば、一切容赦はしない。第36回放送「苦い盃」振り返り (4/11ページ)
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「雪の日に出歩くな」彼女の予言は、何を意味するのか(イメージ)
「お前の悩みは、どんなものであれお前独りの悩みではない。遥か昔から同じことを悩んできた者がいることを忘れるな。この先も同じことを悩む者たちがいることを」
歩き巫女の言葉に感涙する実朝。時代を超えて悩みや生き方を共有できる可能性を、和歌に見出したようです。
それはよかったのですが、無断の夜遊びによって御家人たちは大騒ぎ。鎌倉殿の姿が見えず、教育係の三善康信(演:小林隆)らは頭を抱えてしまいます。
やがて帰ってきた実朝に時政が迫り、下文の花押を書かせますが……掌に隠された下には畠山を討伐する旨が記されていたのでしょう。
社会人であれば「契約内容もわからずにサイン(花押)などできるか!」と突っぱねたでしょうが、何せ実朝は13歳の少年。おじじ様の勢いに押されて同意してしまったものと思われます。
殺られる前に……りくの狂気と時政の決断こうして実朝を騙して花押を書かせた時政ですが、彼もまた“りく”と周囲との板挟みに悩んでいたようです。