「鎌倉殿の13人」一度戦となれば、一切容赦はしない。第36回放送「苦い盃」振り返り (6/11ページ)

Japaaan

見抜かれてしまった“のえ”の本性

そんな中、義時に接近を図る“のえ(伊賀の方)”。祖父の二階堂行政(演:野仲イサオ)に何としてでも男児を産み、北条の家督を継がせる野心を吐露します。

物語は実朝の元へ御台所・千世が到着した元久元年(1204年)12月あたりと思われますが、彼女が長子(義時にとっては五男)の北条政村(まさむら)を産むのは翌年6月22日(奇しくも重忠が討たれた日です)。

よく言う「ちょっと計算が合わないな」というものですが、その辺りはドラマのご都合主義で見逃すようにしましょう。

子供が欲しいか、いたらいたで大変だなどと義時は呑気なことを言っていますが、女性としては男児を産むか否かが死活問題。これが義時の死後、北条の家督をめぐる争い「伊賀氏の変」につながります。

とは言え、義時の好感度を稼いでおきたい(ということは、まだ結婚はしていない)のえは「お子様は太郎殿がいるから、それで十分」みたいなことをいじらしく言っていました。

だがちょっと待って欲しい。前回あなたが追いかけっこをしていたちびっ子二人(後の北条朝時北条重時)も義時の子供ですし、大河ドラマには登場しないでしょうが側室の生んだ四男・北条有時(ありとき。当時5歳)もいるはずです。

「「鎌倉殿の13人」一度戦となれば、一切容赦はしない。第36回放送「苦い盃」振り返り」のページです。デイリーニュースオンラインは、坊門姫畠山重保平賀朝雅和田義盛牧の方カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る