「鎌倉殿の13人」公式記録『吾妻鏡』から実朝暗殺と公暁の末路をたどる。第45回放送「八幡宮の石段」予習 (10/10ページ)
この急場を何とかしのぐためには、やはり尼御台にご登場いただくよりありません。天下草創の鎌倉殿・源頼朝(演:大泉洋)に愛された尼御台・政子(演:小池栄子)に。
……サテ鎌倉ハ将軍ガアトヲバ母堂ノ二位尼惣領シテ。猶セウトノ義時右京権大夫サタシテ有ベシト議定シタルヨシ聞ヘケリ……
※『愚管抄』第六巻より
【読み下し】さて、鎌倉は将軍が跡をば母堂の二位尼(政子)惣領して。なお舅の義時(右京権大夫=右京兆)沙汰してあるべしと議定したるよし聞こえけり。
政子の権威をもって御家人たちを従え、政治の実務は(舅とは頼朝にとって小舅の意)義時が司るよう決めた、と京都には伝わったようです。
ここにいわゆる「尼将軍」政子が誕生し、激動の時代を乗り越えていくことになるのですが……次週はどこまでやるのでしょうか。
これからの展開に、来週も目が離せませんね!
※参考文献:
五味文彦ら編『現代語訳 吾妻鏡8 承久の乱』吉川弘文館、2010年4月 丸山二郎 校訂『愚管抄』岩波文庫、1949年11月 三谷幸喜『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 完結編』NHK出版・2022年10月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan