「鎌倉殿の13人」尼将軍・政子の伝説が幕開け!第46回放送「将軍になった女」予習 (7/11ページ)
「去る2月30日(※太陰暦ではすべての月が30日)に近江国(現:滋賀県。江州)で謀叛の噂があったため、3月1日から4日にかけて捜索しました。しかしこれといった動きはなく、引き上げようとしたところ、怪しい者を捕らえました。取り調べると刑部僧正長賢(ぎょうぶのそうじょう ちょうけん)の身内だということです」
刑部僧正長賢は後鳥羽上皇の護持僧(お抱え僧侶)……明らかに裏で糸を引いていたようです。後鳥羽上皇との関係を忖度して釈放すべきか否か……又しても頭痛のタネが増えた義時でした。
がんばれトキューサ!時房の上洛右京兆。相州。駿州。前大膳大夫入道參會于二品御亭。以忠綱朝臣被仰下條々。追可上啓之由被申御返事畢。急速無左右者。定背天氣歟之由。有評議云云。
※『吾妻鏡』建保7年(1219年)3月12日条
「さて、地頭の件はいかがしたものか……」
義時は北条時房(演:瀬戸康史。相州)・北条泰時(演:坂口健太郎。駿州)・大江広元(演:栗原英雄。前大膳大夫入道)を政子の館に集めました。
「早くお返事せねば、上皇陛下のご機嫌を損ねてしまう(急ぎ速くそうなくんば、定めて天気に背かんか)……」
鎌倉の命運を賭けた議論の結果、回答と親王下向のお願いを伝える使者として、時房に精鋭一千騎を預け上洛させます。
相州爲二位家御使上洛。扈從侍千騎云云。是今度以忠綱朝臣被仰下條々事勅答并將軍御下向事等也。