「どうする家康」上洛なんかしている場合か!?第13回放送「家康、都へゆく」振り返り (7/9ページ)
朝倉征伐に出撃した信長たちに対して、夫・浅井長政の裏切りを知らせたいお市は信長に「小豆の包み」を送りました。
甘党の信長は小豆も好きだったようですが、届いた包みを見て不審に思います。
「筒の両端が結んである。普通なら袋に入れるだろうに、これはお市からのメッセージに違いない」
もし書状など送って、敵方に見つかったら大変です。だからこういう婉曲な表現にしたのでしょう。
筒の両端が結ばれている。前に朝倉、後ろから来るのは……浅井の裏切りに違いありません。
「謀られた、ただちに兵を退くぞ!」
お市の機転によって窮地を察した信長は素早く撤退。殿軍は木下藤吉郎(演:ムロツヨシ)が買って出て、家康と力を合わせて無事に生還したのでした。
これを「金ヶ崎の退口(かねがさきののきぐち)」と言い、家康の武名をより一層高めることとなります。
なお、このエピソードは『朝倉家記』のみに記されたフィクションと見られていますが、次回予告を見ると恐らく阿月が走って信長たちに窮地を伝えに行くのでしょう。
小谷城(滋賀県長浜市)から金ヶ崎(福井県敦賀市)って直線距離でも軽く30~40キロ以上あるようですが、果たして彼女の運命やいかに(たぶん力尽きて亡くなると予想)。
次回は4月16日(日)、第14回放送「金ヶ崎でどうする!」♪あたら桜の散る前に 一期は夢よ ただ狂え ただ遊べ……♪
劇中で遊女?たちが歌っていたこの唄。