「どうする家康」上洛なんかしている場合か!?第13回放送「家康、都へゆく」振り返り (1/9ページ)
NHK大河ドラマ「どうする家康」、今回は徳川家康(演:松本潤)が上洛して足利義昭(演:古田新太)に謁見。せっかく茶屋四郎次郎(演:中村勘九郎)に調達してもらった南蛮菓子コンフェイト(金平糖)をぜんぶ食べられてしまいます。
明智光秀(演:酒向芳)の意地悪に嫌気が差した家康が三河へ帰ろうとしたところ、織田信長(演:岡田准一)から援軍要請。わずかな手勢を率いて戦場へと駆り出されるのでした……。
という訳で第13回放送は「家康、都へゆく」。ようやく平定した遠江国を武田信玄(演:阿部寛)に奪われかねない状況下で、よく京都なんて行っておれたものですが、それは史実の徳川家康もそう思っていたようです。
要するに今回の上洛はほぼフィクション。この時期の家康が京都に行っていたとは考えられません。
先週の第12回放送「氏真」と次回(4月16日予定)第14回放送「金ヶ崎でどうする!」の合間に挟んだ息抜き回と思われます。
それでは、今週も気になる点など振り返っていきましょう。
家康は本当に上洛したのか?劇中では家康の上洛を永禄13年(1570年。4月23年に元亀と改元)。謁見の日に桜が咲いていたので、旧暦2~3月と考えられます。
……是より先遠江のくに引間の城を西南の勝地にうつされ浜松の城と名付らる。永禄十三年に號またあらたまりて元亀と称す。浜松の城規模宏麗近国にすぐれければこの正月より移り給ひ。岡崎城をば信康君にゆづりすませ給ふ。