我々が現実にある最大の脅威に対応できない10の理由 (13/15ページ)
ここ数年、企業メディアの一部は、信頼できる正確な情報を公表しないどころか、脅威を軽視し、無視することもある。
エリートは自分の財産を守り、自分のために最大限の資源を確保することに執着している場合が多い。
彼らは一般の人たちが大きな行動を起こすことを望んでいない。それは自分たちの利益が脅かされるからだ。
社会学者のキャサリーン・ティアニー氏は、キャロン・チェス氏、リー・クラーク氏と共に、こうした状況を「エリートパニック」と呼んでいる。
レベッカ・ソルニット氏は、著作の中でエリートパニックについて、政治に対する非常に父親的な温情主義指向なのだと言っている。
それは子どもの扱い方なのかもしれない。不幸なことに、歴史が示しているように、私たちの制度はエリートパニック的なアプローチをとっていて、それがすべてを悪化させている。
一部エリートは人間の本質は金銭ずく、利己的で本質的に怪物のようなものだと信じる傾向にある。パニックに陥ると、エリートたちは政府当局やメディアに、重要な情報を隠したり、流すのを遅らせたり、軽視したりするよう説得する。真実を知ったら、大衆が暴徒化すると勘違いしているのだ。
彼らは自分たちの力だけが人間性を支えていて、それがなんらかの形で後退したら、激しい暴力が表面に現れてくると考えている
こうした恐怖を災害伝承という。
リー・クラーク氏は説明する。
災害伝承は政治的に中立なものではなく、むしろエリートの利益になるよう組織的に作用している。つまり、状況の真実を認めることは、現在主流になっているものとはまったく異なる政策処方につながりかねないからだそうした政策のほうがより優れていて、シンプルだが、たいてい利益はそれほど高くない。