我々が現実にある最大の脅威に対応できない10の理由 (9/15ページ)

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photo by Unsplash・7. 人はほとんどのことに順応してしまう
 1990年代、ダニエル・ポーリー氏が、「シフトベースライン症候群」という用語を紹介した。科学者や地域社会が、長期にわたる劇的な変化に気づかない仕組みを説明するためだ。

 新しい世代は、これまでなにが〝普通〟だったかを考えることなく、今置かれている状況を〝普通〟のこととして受け止める。基本的に、私たちはもっといいものを知らなければ、ひどいことでも受け入れてしまう

 心理学者は、こうした現象に別の名前をつけている。それは〝慣れ〟だ。

〝普通〟とされるものに対する私たちの基準や態度は、いつもの状況に慣れるにつれて、急速に変化することがある。

 なにかに多く接触するほど、それに対する反応は少なくなる。疑似体験療法が、恐怖症の克服に役立つのはこのためだ。

 何度も体験すれば、たいていのことには慣れてしまうのだ。それが私たちにとって不利になることもある。

 脅威に慣れっこになってしまったら、大丈夫だと思い込んで、本来するべき対応をしなくなってしまう。自分を守ることをやめ、なんの対策もせずに、ただ脅威を受け入れるだけということになる。
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