我々が現実にある最大の脅威に対応できない10の理由 (6/15ページ)

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 ジョン・スコウロンスキー氏とドナル・カールストン氏によれば、自発的特性転移とは、伝達者が第三者の特性を説明する際、話している本人までもがその特質をそなえていると認識されるときに起こるという。

 人は警告を信じるのではなく、その悪い特性を警告しようとしている伝達者に転嫁する傾向があるのだ。

 その後行われた多くの実験でも、この傾向が確認された。あなたが誰かに脅威を警告しようとすると、その人はその脅威を真剣に受け取らず、あなた自身が脅威であるかのようにふるまうのだ。

 リーダーたちが、ギリシア神話に登場するイーリオスの王女で、予言の力を授かったカッサンドラの言葉に耳を傾けなかったのはそのためだ。一般の人も同じなのだ。

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photo by iStock・5. 人は自分の直観を信じすぎる
 ノーベル賞を受賞した経済学者ダニエル・カーネマンは、ベストセラーになった『ファスト&スロー』など、意思決定に関する書籍や論文をいくつも出しているが、その中で衝動的、直観的ということ関する推論を主張している。

 直観だけで考えると問題が生じる。

 直観的な思考は、人を注意と安全に導くときにはうまく働く場合がある。だが、あまりに過信し、極度に楽観的な決断をしようとするとうまくいかない。

「人は自分の判断力を過信するものです。
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