我々が現実にある最大の脅威に対応できない10の理由 (3/15ページ)

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photo by Pixabay・2. 誰もが自分にはそんなことは起こらないと思っている
 心理学者は、何十年も非現実的な楽観主義バイアスについて研究してきた。

 ニール・ワインスタイン氏は、1980年代に「Personality and Social Psychology」誌にこのことについて書いたひとりだ。

 「人は、将来について根拠のない楽観主義に陥る傾向がある」という。

 人は良いことが起こる確率を過大評価し、悪いことが起こる確率は過小評価するものだ。

 誰かに勝算についての証拠を示すと、たいていはその確率を上回ると予測する。ほかの人はそうかもしれないけれど、自分の場合は当てはまらないと言うのだ。この考えは、行動にも影響を与える。

 だから無謀な行動に出る可能性がある。

 ワインスタイン氏らは、数百件の研究を調査し、『根拠のない非現実的な楽観主義の概要』を発表した。

 例えば、楽観主義の人の56%が自分が心臓発作を起こす確率を普通の人よりも過小評価している。また、自然災害を体験したり生き残る確率についても、楽観主義の傾向がある。

 奇妙なのはここからだ。

 数多くの研究から、状況をより冷静に制御できるとされる人の方が、根拠のない楽観主義に陥ることがわかっている。

 たとえ、予防策をなにも講じていなくても、最悪の事態は避けられると信じているのだ。
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