我々が現実にある最大の脅威に対応できない10の理由 (4/15ページ)

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そういう人ははっきりした根拠がなにもないのに、相対的なリスク判断を個人的なリスク判断に置き換えてしまっているのだという。

 行動を変えることによって悪い事態が避けられるのなら、なにをしようと避けることができると、皮肉にも信じる傾向が強くなる。誤ったなんとかなる感が植えつけられてしまうのだ。

 こうした特性は、脅威に取り組むという点ではあまり役に立たない。

 誰もが、自分にはそんな悪いことは起こらないと考えるようになると、予防策を無視して怠り、全員のリスクが高まる。必要以上のリスクを負い、物事がうまくいかなくなると怒りを爆発させる。

 どうして、根拠のない楽観主義に陥るのだろうか? 調査によるとそれは単純なことなのだそうだ。人は自分自身に満足したいのだ。自分は特別だと感じたいからなのだ。

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photo by Pixabay・3.人は脅威を無視すると気分が上がる
 脅威をはねのけるのは気分がいいものだ。

 多くの人にとって、それはドーパミンの増加をもたらしてくれる。たとえそれが一瞬のことであっても、力と制御の感覚をもたらしてくれる。

 ジャック・W・ブレーム氏は、1966年の著書『A Theory of Psychological Reactance』の中で、リアクタンスの概念を紹介している。

 人は自由と自主性を脅かすと認識したものに抵抗する自然な傾向があるのだという。

 たとえそれが自分自身のためであっても、人はなにをすべきかを他者から指示されることを嫌う。自分の健康を守ることよりも、自由を失うことのほうを心配するのだ。

 私たちは日々そんなことを目の当たりにしている。

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