我々が現実にある最大の脅威に対応できない10の理由 (5/15ページ)
心理学者たちは、60年近くリアクタンスについて研究し多くを学んできた。脅威について警告しようとすればするほど、人はますます抵抗するようになることがわかっている。
そこには暴力が絡むことも多い。
リアクタンスは、私たちのような個人主義社会ではとくに難しい問題になり、正すのは難しい。
研究によると、個人主義者は自分が自由の侵害だと考えることを知り合いが肯定するような主張を始めると、より脅威を感じるのだという。
また、人は代理リアクタンスを示すこともある。基本的に彼らはより大きな利益を犠牲にして、誰かの自由を守りたいという衝動を感じるのだ。
ここでも皮肉がある。
リアクタンスの研究では、脅威が絶対的に避けられなものだとわかると、人はやっと脅威を真剣に受け止めるようになることが観察されている。
そのとき、人はパニックに陥り、利己的な利益のために行動し、まわりの人たち、家族でさえも無視する。トイレットペーペーを買いだめしたり、ベットボトルの水を巡って争ったりといった不合理なことをする。
そのときには、もう手遅れだ。常軌を逸しているのだ。
[画像を見る]
photo by Unsplash・4. 人は警告する者をたたく
人は自分に都合の悪いニュースをもたらす者を罰する傾向がある。悪いニュースを聞く耳をもたず、知らせた者を悪者にして忌み嫌う。
苦言を呈する者に好ましくない者というレッテルを貼る。
こうした傾向を、心理学者は自発的特性転移と呼んでいる。