大河『べらぼう』煙草の罠、謎だらけの死、白湯の意味…平賀源内(安田顕)の去りいく背中を惜しみつつ考察【後編】 (2/10ページ)
「甘い煙草」で何が夢で何が現かわからなくなった源内
天才・平賀源内の最期は諸説あります。一般的には、安永8年の11月20日の夜、源内宅で酒を飲んでいた丈右衛門と寿五郎は口論になり、源内が抜刀して両者に手傷を負わせ投獄された……という話が知られています。
ドラマでは、投獄された源内を心配し田沼意次(渡辺謙)が伝馬町牢屋敷を訪れます。源内は丈右衛門のこと、「田沼が回してくれた仕事」だと思った屋敷の図面のことを涙ながらに話をしますが、意次は「覚えがない」と。
源内は、幻聴や幻視に悩まされ挙句に覚えもないのに「人を殺した」として投獄されて、何が夢で何が現(うつつ)なのかわからなくなっている状態。そんな源内を落ち着かせるために「田沼意次はここにおる」と手を握ります。