大河『べらぼう』煙草の罠、謎だらけの死、白湯の意味…平賀源内(安田顕)の去りいく背中を惜しみつつ考察【後編】 (3/10ページ)
決別した時「俺の口に戸は立てられませんぜ」と睨みつけた源内を嵌めたのは意次ではないか……とも感じる部分もありましたが、まさに意次が懸念していたのは、「毒殺の真相に気が付いた源内も松平武元(石坂浩二)同様に、殺される」ということだったのでしょう。けれども、すでに遅かったようです。
「亡八」呼ばわりされても崩れぬ意次だったが蔦重は、須原屋市兵衛(里見浩太朗)、平秩東作(木村了)、杉田玄白(山中聡)とともに田沼の屋敷を訪れて源内を救出するように頼みます。
秩父で鉄の精製事業に取り組んでいた平秩東作、『解体新書』を執筆する際に協力を得ていた杉田玄白、大手本屋の商人でありながら、平賀源内や杉田玄白などが書いた“新しい本”を数多く出版する個性的で革新的な板元(出版人)である須原屋市兵衛。そして、出会ったときから何かと源内を頼り、背中を押してもらい、はっと気がつくようなアドバイスをもらっていた蔦重。