大河『べらぼう』殻をぶち破った恋川春町、史実では幕府をも皮肉りついに出頭命令…そして悲しき最期【後編】 (5/11ページ)

Japaaan

恋川春町『廓𦽳費字盡』 『廓𦽳費字盡』(東京都立中央図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100053669

北尾政演に本を褒められて謝罪をする春町

そして、【前編】の冒頭でご紹介した耕書堂の忘年会の場面。皆が楽しそうに盛り上がっている中、いつも天真爛漫、スーパー陽キャの北尾政演(山東京伝/古川雄大)が、ひとりすねている様子。

春町の『廓𦽳費字盡』漢字本をみて、これは面白い、自分がやりたかった!と悔しがっているのですが、これは作り手としてはうれしいでしょう。

特に、自分よりも才能があっておもしろい、敵わないと落ち込んでいた政演に、そんな風に嫉妬めいた「褒め言葉」を言われたら、抱いていた腹立ちも氷解しますよね。

春町は、政演に以前の飲み会で暴言を吐いたことを謝罪するために近づき、武士らしく居住まいを正して「申し訳ない」と謝罪します。政演は、率直に春町に対し「(本は)面白かったよ」と言い、謝罪の言葉は「何のことだっけ?」と覚えていない様子。

けれども、ほんとは覚えていたのかもしれません。同じ、絵もかけて戯作もかける二刀流の天才同士。

「大河『べらぼう』殻をぶち破った恋川春町、史実では幕府をも皮肉りついに出頭命令…そして悲しき最期【後編】」のページです。デイリーニュースオンラインは、恋川春町べらぼう蔦屋重三郎江戸時代大河ドラマカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る