大河『べらぼう』殻をぶち破った恋川春町、史実では幕府をも皮肉りついに出頭命令…そして悲しき最期【後編】 (10/11ページ)

Japaaan

簡単にあらすじをご紹介すると……

天下泰平の世の中で人々の心が華美に流れる。

そのことを嘆いた延喜の帝(醍醐天皇)が、時代を超えて、源義経、源為朝、小栗判官を呼び寄せ、人々に“武芸の指南”をさせる。

ところが、教えられたほうはどんどん脱線。あたりかまわず矢を放つは、人の物を壊すは、義経が牛若丸の時に五条大橋で千人切りをしたのを真似して、五条橋で人を襲うなど、はちゃめちゃになっていく。さらには、馬術の稽古と称して馬には乗らずに陰間に乗るやら女郎に乗るやら…と、世の中は見当違いが巻き起こり……

実に皮肉な寛政の改革を風刺した内容でした。

恋川春町 作 北尾政美 画『鸚鵡返文武二道』(江戸東京博物館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100415080

松平定信による締め付け政治にうんざりしていた江戸っ子の間で、この本は空前の大ヒット作になるも、定信の怒りを買ったのか、春町は出頭を命じられてしまいます。

春町は、病を理由にそれを断ったものの、間も無く死去。一説によると「主君に責められた」「主君に恥をかかせてしまった」「幕府の咎めを危惧した」などの責任を感じ、自らの命を絶ったという話も伝わります。

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