「べらぼう」瀬川が登場!写楽=斎藤十郎兵衛説 採用、蔦重が遺したもの…最終回の内容を解説 (4/11ページ)
国粋主義者の本居宣長は写楽の絵を「異国かぶれ」と切り捨て、蔦重との連携を断りますが、松平定信(井上祐貴)からの文を読むと様子が変わりました。
為政者に好都合な儒学の「べき論」ではなく、身の上に生じるすべてを「もののあはれ」と受け容れる日本人の豊かな感性と精神を伝える和学を江戸に広めたい……こうして蔦重は本居宣長をも誑しこみ、硬軟併せ持った本屋として成長を遂げていったのです。
また帰り道中、尾張・三河(愛知県)らしき地域に立ち寄った際、黄表紙読者から「すぐに終わってしまってつまらない」という意見を耳にします。
これがキッカケとなり、江戸に帰った蔦重は馬琴(津田健次郎)と一九(井上芳雄)に長編作品を書くよう働きかけました。やがて馬琴は『南総里見八犬伝』、一九は『東海道中膝栗毛』を生み出したのです。
二人で見つめる彼女の背中
瀬川を見守る平蔵と蔦重。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。🄫NHK
長谷川平蔵(中村隼人)に呼ばれ、蔦重はとある駕籠屋の前へやって来ました。
行ってみると駕籠かき(人夫)たちがみんな本を読んでおり、そこの女将は子に恵まれ、幸せにしていると言います。