「べらぼう」瀬川が登場!写楽=斎藤十郎兵衛説 採用、蔦重が遺したもの…最終回の内容を解説 (5/11ページ)
その後ろ姿は、平蔵と蔦重が本気で惚れた瀬川改め瀬以(小芝風花)でした。駕籠かきたちと楽しく軽口を叩き合っている姿を見て、二人は涙ぐみながら立ち去ったのでしょう。
かつて二十年かけて自分の思いに気づき、紆余曲折の末に一度は一緒になりながら、蔦重を思って姿を消してしまった瀬以。彼女が元気で幸せなら、もう何も言うことはありません。
何も言わずに幸せを願い、初恋に別れを告げたのでした。
【べらぼう】最終回に瀬川(小芝風花)登場!?史実での瀬川と鳥山検校のその後と視聴者の声 吉原問題の解決策「新吉原御定書」さて、平蔵が蔦重を呼んだ目的は、別に元カノ観賞会だけではありません。
岡場所に警動が入り、摘発された遊女たちが吉原遊郭へ押し込まれ、より一層無秩序化してしまうことへの警告でした。
「より一層厳しくなろうが、時には蓮の花が咲く泥沼であってほしい」
そんな平蔵の願いを実現するため、また故郷の吉原を守るため、蔦重たちは「新吉原町定書」を作ります。
第1回放送「ありがた山の寒がらす」からずっと、吉原のためを思いながら駆け抜けてきた蔦重にとって、生涯の集大成と言えるでしょう。
81ヶ条の定書によって遊女や芸者たちの扱いが(ある程度は)守られ、吉原遊郭も後世まで命脈を保つこととなるのでした。
