2026年大河『豊臣兄弟!』で注目の舞台──豊臣秀吉・秀長の主君・織田信長の安土城、登城レポート【後編】 (7/9ページ)
そうなると信長は、天主から天皇がいる本丸を見下ろすことになります。天皇家の起源については諸説ありますが、1600年以上にわたって王家として君臨してきたことは確かです。その長い歴史の中で、天皇が存亡の危機に直面したことは幾度もあり、その一つに信長の存在を挙げる説もあります。安土城の本丸に立つと、その説がありえることと感じられてしまうのです。
他に類を見ない豪華絢爛な天主
天主台には、高さ約32メートルの望楼型・五重六階・地下一階建ての天主がそびえていました。現在は石垣と礎石を残すのみですが、ここに立つと信長独自の世界観を肌で感じ取ることができます。しかし、この天主は本能寺の変によって、完成からわずか3年で焼失する運命をたどりました。