『豊臣兄弟!』人質は万丸だけではなかった…光秀・お市・義景まで縛った第16話の残酷な構図を考察 (6/10ページ)

Japaaan

こんなに仲良しで楽しそうな家族だったのに。NHK「豊臣兄弟!」公式サイトより

人質になっても「母との約束を守らねば」と耐える万丸

万丸が『人質』となって三ヶ月。豊臣兄弟とともに、弥助・とも夫妻が継潤に会いに来ます。

ともは万丸のため「お腹が弱い子なのでこれを」と手縫いの腹巻を渡します。そこには屋敷の庭に咲いていて、親子が愛でていた撫子の刺繍が。「承知いたした」と言いしばし見つめる継潤。

これを渡したら、今まで張り詰めて頑張っていた万丸は一人で泣いちゃうかも。けれど、母の手作りの腹巻はきっと心を慰めてくれるはずでしょう。

「それから…寝れんときは花摘みの歌を」「それから…そそっかしい子なので転ばんように目を離さんで」「それから…」と、万丸にしてほしい要望を遠慮ながら、次々と口に出すとも。もう止まりません。

もし、弥助が止めなければ、百も二百も「万丸にして欲しいこと」をずっと話していたでしょう。私なら、「万丸にはこうしてあげてください」と1日でも喋り続けます。

「ご案じなさいますな。我が家に来てから三月。万丸は一度も泣いてはおりません。時折、さみしそうな顔はみせますが、懸命に耐えておりまする。一人でも泣かぬと、強うならねばならぬと。おっかさまからそう教わったのだと。万丸は、あなたさまの教えをちゃんと守っておりまするぞ」と語る継潤。

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