『豊臣兄弟!』人質は万丸だけではなかった…光秀・お市・義景まで縛った第16話の残酷な構図を考察 (1/10ページ)
『信長様の目は欺けぬ。こうするしかないのじゃ。こうするしか』
震え声でつぶやいた明智光秀(要潤)。今にも崩れ落ちそうな自分を、必死に支えているようでした。
「豊臣兄弟!」第16話『覚悟の比叡山』。魂が抜け落ちたような光秀の背後には、女性や幼い子供たちの亡骸が。戦闘の意思はなく武器も持たない民が殺された比叡山延暦寺の虐殺。
人々は、死の瞬間まで、だたひたすら命乞いを(せめて幼い我が子だけでもと)願ったことでしょう。
藤吉郎(池松壮亮)は、光秀にかける言葉も失い、涙を浮かべて立ち尽くしていました。
最近、信長を演じる小栗旬さんが、インタビューで「15話ぐらいまでは、週刊少年ジャンプのような物語になっていると思うので、ワクワクしながら見ていただける」と答えていましたが、16話は辛い展開になってきました。
「人の命」を手駒として利用する時代。今回は、それぞれの立場の『人質』がいました。
▪️避難する民を「盾」にする朝倉義景(鶴見辰吾)
▪️「手柄」の褒美で織田家に縛られる明智光秀
▪️養子とは名ばかりの人質にされた万丸(小時田咲空)
▪️人質だったのに浅井長政(中島歩)を支える存在となったお市(宮﨑あおい)
無念、怒り、悲しみ、絶望……それぞれの思いと決意を考察してみました。