『豊臣兄弟!』人質は万丸だけではなかった…光秀・お市・義景まで縛った第16話の残酷な構図を考察 (7/10ページ)
「弱虫がそんなことを」「宮部様、万丸をよろしくお願いいたしまする」と頭を下げる二人に、「しかとお引き受けします」と答えてくれました。
ちょっと母の姿が見えないだけで泣いていた万丸。「しっかりしなさい、泣いたらだめ」と母に抱きしめられていった言葉を覚えているのでしょう。ほんとに過去一泣ける場面でした。
救いは、継潤が偉そうな感じではないこと。ともの言葉を受け止めて丁寧に接する人柄であること。
史実では、秀吉の臣下になり、内政・外交・軍事能力を持って活躍したことから、「日本無双」と称えられたとか。隠居後も信任は厚く相談相手を務め重臣として政務にも関わり続けたそうです。
刺繍を施した腹巻を託す母。NHK「豊臣兄弟!」公式サイトより
人質から夫・長政を支える大切な妻となったお市かたや、お市も浅井家の『人質』でした。
けれど、「人質とは思っておらぬ」という長政の誠実な愛情を知り、兄よりも夫が大切な人となりました。
静かな夜のひと時。
姉川大合戦で討死した浅井家の家臣たちの名前を一人一人挙げ、「みな、かけがえのない武者たちであった」と静かに語る浅井長政(中島歩)。相変わらず、声がいい。
「わしが死なせたようなものじゃ。」という長政に、「それほどの者たちであれば浅井のために散ったことを悔いてはおりますまい。