【豊臣兄弟!】幽閉された黒田官兵衛、息子に処刑命令…竹中半兵衛が救った命と犠牲の幼子を史実考察 (7/9ページ)

Japaaan

「では、あの首はどこの子だったのか?」「まったく無辜の子供が身代わりに斬首されたのか」と、少しでも考えなかったのでしょうか。実に暗澹たる思いになります。

せめて「身代わりに斬首された子の供養くらいしたらどうだ」「首実験後、その幼い幸徳の首はどこにやったのだ」と、憤りを感じてしまいました。あまりにも理不尽。

この時に命を助けてくれた恩を感じていた松寿丸は、成長して黒田長政と名乗った後、不破矢足を召し抱えようと申し出ますが矢足はこれを固辞したそうです。矢足は身代わりで殺された幸徳の首を信長の元へと運ぶ役目も果たしていたとか。

もしかしたら、罪もない幸徳を犠牲にしたことで慙愧の思いに苦しめられていたのかもしれません。

黒田長政騎馬像(福岡市博物館蔵)wiki

松寿丸が命拾いした影に石田三成の力

松寿丸が命拾いしたことに石田三成も一役買ったという意外な逸話もあります。

三成は不破矢足が届けた「松寿丸」の首を見て、別人だと知りつつも秀吉に取り継いぎました。三成も黒田官兵衛の無実を信じていたそうなのです。

竹中半兵衛の策と三成の機転で、松寿丸の命が助かった……という逸話が本当だったら。三成は、もし「別人だ!」と騒いだら、身代わりに斬首されたこの子はただの無駄死になったしまうと思ったかな、少しでも思って欲しいななどと思ってしまいました。

その後、石田三成と黒田長政は因縁の仲になります。

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