朝ドラ『風、薫る』りんが書いた“看護のいろは”は実在!黒川医師と明治のナイチンゲール・大関和の看護黎明期 (4/10ページ)
そんななか、元来、温厚な性格の瀬尾原始は態度を変えることなく接してくれたそうです。
病院では看護婦志望の女性たちに、りんと共に講義を行なっていた黒川医師(NHK「風、薫る」公式サイトより)
学んだ「看護の基本」は頭も心も覚えていた今回、往診した黒川医師はりんの適切な処置に「看護の腕は衰えていない」と確信します。
けれども、まだ復帰に自信のないりんに「知命堂病院」の看護婦募集に役立てたいので「看護の基本を紙にまとめてくれないか」と依頼しました。
もしかしたら、りんが「看護の基本」を書くうちに自信を取り戻し、現場復帰につながるのでは?と考えたのかもしれません。
看護婦養成所で英語の翻訳に頭を悩ませながらも皆で学んだ、ナイチンゲールの『NOTES ON NURSING』。
その中には、看護の基本は「自然が患者に働きやすいように最もよい状態におくことである」とありました。
そして、「患者のもてる生命力を最大限に発揮できるように、呼吸する空気、水、日光、食物、身体の清潔や住居の衛生などを整えること」でした。
そのために重要なのは、患者を常に『observe=観察』すること。さらに、看護婦自身が「感染しないこと」も重要でした。