捜査の仕方をも変えた歴史的殺人事件10+1選 (13/14ページ)
そもそもエドウィンは、自分で自分を病気だと思っている心気症だとアデレイドは言い、手にする薬の類であればなんでも飲んでいたとも述べており、彼女は「おそらく死ぬ前夜に、夫が勝手にクロロホルムを飲んだのだろう」と言うのです。
しかしクロロホルムというのは、かなり臭いがキツく、味だって飲めば相当なマズさであるため、いずれにしてもエドウィンにとってクロロホルムはよく知っている薬品だったわけで、大量にどころか少量ですら飲む事なんてする筈はないのです。それにアデレイドが無理矢理でも巧妙にでも飲まそうとしたら、彼は思いっきり拒絶する筈なのです。
結局法廷では、陪審員は限りなく有罪であろうけれども...という前置きをして、アデレイドを無罪にしました。
殺害方法は闇に包まれたのですが、地元の病院の院長は「アデレイドは無罪放免になったものの、二度とこの方法は使わないであろう。しかし科学的な興味の下に、どのように夫を殺したのか知りたいものです。」と言わしめたそうな。
ということで以上、「io9」で紹介されていた「捜査の仕方をも変えた歴史的殺人事件10+1選」でした。今現在に存在する科学捜査の元祖は、こうした事件が背景にあったのだな、というのがよく解ります。
これからは、海外テレビドラマ『CSI』などを観る時に「あ! この捜査方法は!」なーんて思うようになるかもしれません。