『クロックタワー』シリーズ最新作『NightCry』河野一二三氏&清水崇氏にインタビュー (5/15ページ)

Kotaku

河野:以前までの『クロックタワー』は多少魔術的な要素はありましたが、シザーマンは一応形のあるモンスターでした。一方で『NightCry』のシザーウォーカーは半分不可解なものも混じっています。後、前よりも意味深なものが多くなっていると思いますね。

今回は「なぜハサミなのか?」というのが、絵的な効果や痛みが想像しやすいという点以外にも理由があるんです。それが「あるものを断ち切る」道具がハサミだということですね。赤ちゃんが産まれた時にへその緒を、母と子の2つの命をつなぐものを断ち切る道具がハサミじゃないですか。そういった意味が今回のシザーウォーカーには込められています。


清水:「物理的なハサミ」というのは、やっぱり幽霊とは違うんですよね。『13日の金曜日』的な作品も好きなんですけど、いわゆる物質的なモンスターが登場するホラーを自分は一切やってきてないので、「物理的なハサミ」の登場する本作に参加するのはチャレンジでもありました

ただ、最初に河野さんに確認した時に、シザーウォーカーは「ただの物質的な存在ではない」と聞いたので、根っこにそれがあれば自分でもできるなと思いましたね。短編ですけど、映像が作れたのも非常に楽しかったです。

へその緒を切る行為って、産まれ出てきていきなり絆を切るという風にも見えるじゃないですか? そう考えると、ものすごく怖いですよね。そういう道具でもあるハサミを持った、正体のわからない存在が現れるというのは、心情ドラマ的にも怖いと思います。


河野:いろんなものの絆、つながりを断ち切るものが「ハサミ」ということですね。やっぱり包丁とかの「切る」とはニュアンスが違いますよね。

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