移住希望者同士がともに「なりわい」を探す―鳥取県が始めた新しい形の講座「とりラボ」 (1/5ページ)
人口が全国最少、約58万人の鳥取は、移住者の誘致活動に積極的な県の1つだ。東京や大阪で頻繁にセミナーを開き、移住者に対する支援体制は全国随一だ。人口減少を食い止めるだけではなく、移住者は地域の未来を担う人材になってほしいと願っている。
そこで県は新たな事業を2015年7月にスタートした。
「鳥取スタートラボ」(略称「とりラボ」)は、移住希望者が一方的に話を聞くだけでなく、移住後のライフスタイル=生業(なりわい)について、同じ目的をもった仲間と一緒に考えてもらう講座だ。
とりラボ第1回講座の様子(Jタウンネット編集部撮影)
人生の分岐点は人それぞれだ。進学、就職、結婚、転居、住宅購入、子の誕生、親しい人との別れ――。最近希望者が増えている「移住」は、そのいくつかがまとめてやってくる大イベントといえる。
移住の前と後で人生はガラっと変わる。それだけに事前のシミュレーションはちゃんとやっておきたい。1人よりも大人数で議論した方が、盲点に気づく可能性は高い。
講座のプログラムは全4回。キックオフからゴールまで約6カ月にわたる長期的な施策だ。地域の暮らしや働きを体感するため、7月25・26日に鳥取を訪問する。ワークショップを重ねながら、鳥取での生業(なりわい)モデルを作成・発表していく。

とりラボのプログラム内容(とりラボの資料をもとに編集部作成)
集まった受講者は男女合わせて10名以上。平均年齢は30代前半で、意外なことに男性より女性の応募者の方が多い。今回はやむなく欠席したものの、2回目以降から参加する人もいるそうだ。
Jタウンネット編集部は、アンテナショップ「とっとり・岡山新橋館」で開催された12日の第1回講座「鳥取を知る」を見学させてもらった。