【現代医学】戦国時代の鉄砲の殺傷能力は高いのか? 撃たれると鉛中毒で死亡する可能性アリ (2/9ページ)

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・火縄銃の初速は案外速く毎秒480m
銃の殺傷能力については、銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)施行規則に基準があります。

E=mv2(二乗)/2

※(mは銃弾の質量(kg)、vは銃弾の速度)としE/S≥20J/cm2(ただしSは銃弾の底面積)を持って殺傷能力ありと判断しているそうです。理系の方以外はチンプンカンプンですよね。

要は、より速くて重ければ威力が増すってことで、定義自体は弾丸の初速を計算し、殺傷能力の判定に用いられております。25口径の拳銃ですと初速が250m/s、高速ライフルだと1000m/sを越えるものもあるそうです。
では火縄銃の初速は?

「んな記録残ってないっしょ」と思ってしまいましたが、親切にも火縄銃マニアの方が作成された実験データがありました。19世紀初頭に作られた高品質の国友筒ではありますが、その記録が480m/sですから拳銃以上の値ですね。この方の実験では50mの距離で鉄板を軽く撃ち抜いていますので、50mであれば鎧を貫通して相手を倒せると言えましょう。

・射程距離は50メートルぐらい
戦国時代ですと、これよりスペックが劣るのは間違いありませんが、それでも射程距離は50メートルぐらいだったなんて話があります。問題は、当たるかどうかですよね。上記の国友筒による一斉射撃であれば80~100メートル離れた敵に充分効果があると考えられますかね。意外に強い。

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