【革命】女神転生スタッフが新たな伝説ゲーム「十三月のふたり姫」を開発 / 開発者インタビュー・メガテン開発秘話 (3/32ページ)

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鈴木さんは女神転生のゲームを上田さんのもとで作ることになったわけですか?

鈴木: ところが上田さんの企画書を見せてもらうと、ほぼ「ウィザードリィ」だったんですよ。

小林: はっはっは(笑)。

鈴木: 完璧にウィザードリィでした。なので「上田さんこれじゃウィザードリィすぎませんか?」と伝えたら、「うーん、なんか良いアイデアない?」と言われ、「じゃあ敵を仲間にするとどうですか」とアイデア出ししたわけです。

記者: 悪魔を仲間にする「仲魔システム」ですね! そのアイデアに上田さんのジャッジは……。

鈴木:「ん~~~いいね! ……でもちょっと弱いね!」って言われました(笑)。

小林: ははは(笑)。

記者: なるほど。つまりそのときまでは仲魔システムというアイデアは企画書に存在しなかったんですね。そのとき初めて鈴木さんが仲魔システムのアイデアを出したと。

鈴木: かつて僕が作った「モンスターメーカー」というゲームがあるのですが、ゲームボーイの初代「ポケットモンスター」は、ポケモンの開発者がモンスターメーカーをプレイして「あ、これだ! モンスターを仲間にすればいいんだ!」と思って作ったらしいです。

世界的に大ヒットした初代「ポケットモンスター」のゲームシステムですが、それのもとになった私のアイデアでも「弱い」って言われちゃったんですよ(笑)。

記者: それはショックですね。

鈴木: そんなアイデアが弱いといわれたので「じゃあ一週間ください」と言って、実際のところ三日で考えて「じゃあ敵同士を合体させたらいかがでしょうか。合体するとより強いモンスターが……、悪魔が生まれます」と改めてアイデアを出しました。

今度は上田さんも「あ、これは面白いね!」と言ってくれて、仲魔システムに悪魔合体を合わせたわけです。

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