品川区荏原で行われた「5・24城南空襲を語り継ぐ会」に参加してきた (5/7ページ)

心に残る家族葬



このような城南大空襲を含む東京大空襲の資料の大半は、2002(平成14)年からは、『東京大空襲・戦災資料センター』にまとめて保存されている。また、日本全土の空襲に関しては、アメリカ人のDavid Fedman、Cary Karacas、Bred Fisk、辻絵里らによる『Japan Air Raids.org 日本空襲デジタルアーカイブ』など、「私的」ながらも精査され、「日本語」のみならず、「英語」で記述されているものもある。



■「城南空襲を語り継ぐ会」で現在進行系で語り継がれている


また、例えば品川区内では「城南空襲を語り継ぐ会」によって、毎年5月下旬に、「語り部」の語りや焼夷弾・防空頭巾、そして罹災当時は中学1年生で、現在の西中延(にしなかのぶ)に住んでいた小島義一さんが描いた絵などを展示する、「平和を考えるつどい」が行われている。小島さんはあちこちで上がる火の手、そして雨のように降り注ぐ焼夷弾を避けながら、4歳の弟、祖母とともに逃げ延びることができた。職業画家ではなかったものの、日本画の修行をした経験があった小島さんは、1999(平成11)年頃から、当時のことを描こう、平和への祈りを込めてと、辛い気持ちを奮い立たせ、「城南大空襲」をテーマに、絵を描いているという。こうした市民ひとりひとりによる、追悼のための様々な取り組みは、東京都内のあちこちでなされていることでもある。

城南大空襲を含む東京大空襲のみならず、第二次世界大戦当時の悲惨さを、毎年8月15日の「終戦記念日」における慰霊行事や、昔の白黒映像などをテレビで目にすることが、ある意味我々の「夏の風物詩」になっている。
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